週末はANZAC Dayが土曜日なので、振替休日も入れて3連休ですね!
ANZAC Dayと言えば、第一次世界大戦で亡くなった人たちのために追悼の意を表す日、日本でいうところの終戦記念日にあたります。
ところでニュージーランドでAnzac Biscuitと言うお菓子を見かけますけど、食べたことありますか?このAnzac Biscuitと来週末のANZAC Day、実はすごく深い繋がりがあるんです。
ANZAC DayのANZACって何?
ANZAC DayとAnzac Biscuitの繋がりを紹介する前に、ANZACが何かを紹介します。
ANZACと言うのは「Australian and New Zealand Army Corps)の略で、オーストラリアとニュージーランドの合同軍事組織を意味します。
第一次世界大戦が勃発した年の1914年に編成され、各地に派遣されて戦争に参加しました。そのときに亡くなった人たちの追悼の日がANZAC Dayです。
ちなみにウェリントンにあるテ・パパ博物館では「Gallipoli: The scale of our war」というANZAC Dayにちなんだイベントが開催されています。ウェリントンで見たこともない長蛇の列が出来ていたのを見て、戦争などへの関心の高さが伺えました。
Anzac BiscuitはANZAC Dayと関係がある?
では、ANZAC DayとAnzac Biscuitにはどんな繋がりがあるのでしょう。
もともとAnzac Biscuitと同じ作り方のお菓子が第一次世界大戦の前からあり、一般家庭でRolled oats biscuitと呼ばれてよく食べられていました。
そして戦争に突入して、海外に派遣された兵士たちの奥さんやお母さんが戦地に「頑張ってね」と言う気持ちを込めて、手紙と一緒にこのお菓子を送るようになったそうです。
なんで他のお菓子ではなく、Rolled oats biscuitsだったのかというと、栄養価が高くそして腐りやすい素材を使わっていないため、遠い戦地に送ることが出来たからです。
当時戦争中は兵士たちが食べるお菓子と言うことで、Soldiers' Biscuitsとも呼ばれるようになりましたが、第一次世界大戦が終わった頃からはAnzac Biscuitと呼ばれるようになりました。
まとめ
Anzac Biscuitはオート麦(rolled oats)と小麦粉、ココナッツ、重曹などを材料を混ぜて焼くだけです。今年のANZAC Dayがある週末はAnzac Biscuitsを焼いてみませんか?
日本語で「アンザックビスケット」と検索したり、英語で「Anzac biscuits recipe」と検索するといろいろなレシピが出てくるのでぜひ試してみてください。