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路上で残飯を探すこどもたち

カイタイアの住人、ステーシー-リー・ロピハさんは、姉と二人でクルマを運転していた時、一生忘れられない光景に出くわした。

5歳くらいの小さな女の子と、2歳くらいの小さな男の子が、路上のゴミの袋から残飯をあさっていたのだ。

「母親はどこにいて何をしているのか尋ねたところ、はじめは黙っていましたが、『パパは家にいなくて、ママはベッドで寝ている』と答えました」とロピハさん。

「食事をした時の残り物を持っていたので、与えようとしましたが、女の子は何も言いません。でも彼女が喉から手が出るほど、私の持っていたチキンとパウア貝が欲しいのがわかりました。私が、自分たちはもう十分食べて余っていると何度も言いきかせると、男の子はすごい勢いで食べ始めました」

7人の子持ちのロピハさんは、警察にこのことを通報した。警察は子供たちの家を訪ね、生活保護に関して調査を行うと回答した。

発展途上国ではなく、今の時代のニュージーランドでこのような光景を見るとは、胸がつぶれそうに悲しいとロピハさんは語る。