北島北端にあるカイタイアは、経済的には低迷している小さな町という認識だったが、オークランドの土地バブルの威光を受け今密かに注目を集めてる。
地元の人々はこの18か月の間、町に起こった変化に気づいている。それは新たに引っ越してきた住人が多く見られ、数多くの家庭用の洗濯機、レンジや食洗器などの電化製品が購入されていることだ。住宅の購入だけでなく、地元のビジネスにもよい影響を与えているという。
現地の不動産会社に勤めるデニス・コーベットさんの話では、新住民はオーストラリア西部からの移住者もいるが、多くはニュージーランドの国内からであるという。
「ちょっとした驚きですね。オークランドからだけではありません。クライストチャーチやタウランガ、マタカナ、ハミルトンといった町からの移住者も多いのです」とデニスさん。
タウランガやマタカナから越してきた住人にその理由を尋ねると、「(今まで住んでいた場所の)人が多すぎる」が答えであるとのこと。
カイタイアは最近は犯罪と貧困の率が国内でもひと際高い土地であったが、新たに越してきた人々によると、ビーチや暖かい気候、そして住宅価格の面で素晴らしい土地だという。