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永住権プロセス待てない 看護師の流出

タウランガの老齢ケア施設で働くサンディープ・カウールさんは最近修了したが、永住権を取るにはさらに2年待たなくてはならないと分かり、ニュージーランドに住み続ける夢をあきらめかけている。

政府がこの度発表した新たな永住権の即時申請可能な専門職の中に、彼女の専門である正規看護師は含まれていない。

「私は6年間過ごしたこのニュージーランドが大好きです。でも資格を取るための勉強に費やした時間とお金、そして私たちの小さな2人の息子から離れていることを思うと、ここを諦めて、もっと手早く永住権を取る可能性のあるオーストラリアへの移住を考えています」とカウールさん。

同様に永住権を求めている別のタウランガの看護師は、「この国に住むのが夢でしたが、もうこれ以上待てません。オーストラリアかカナダに移住するつもりです」と語る。

ナブニート・カウールさんは、2015年にインドからニュージーランドにやって来て、看護師の学位を修了するためにNZ$60,000ドルを費やした。

学位を修めれば、永住権はすぐさま取れると思っていた彼女もまた、夫と息子と共にオーストラリアへの移住を計画している。

現在ニュージーランド国内では、4000人の看護師の空きがあり、医療施設では人材不足に悲鳴を上げている。