第二次世界大戦時、ロイヤル・ニュージーランド・エア・フォースのパイロットとして戦ったケン・オーマンさんは、100歳の誕生日を迎えた。
家族、友人、隣人などがロウワーハットのオーマンさん宅に集まり、彼の生きてきた1世紀を祝った。郵便で受け取った祝いの手紙の差出人は、女王、ジャシンダ・アーダーン首相、シンディ・キロ総督などが含まれる。
今から80年前、20歳の誕生日を前に、オーマンさんはニュージーランド空軍に入隊を志願した。
パイロットとして訓練を受け、最初の作戦はイギリス空軍爆撃機軍団下での熾烈な戦いで、「最初の戦いが終わった時、『あとこれを29回やらなければならないとなると、もう生きてはいないだろう』と思いました」とオーマンさんはその時の心境を振り返る。
果たして彼は、1945年4月に最後の任務を完了するまで、第186部隊で38回の作戦に参加している。
オーマンさんは、彼の右目の下を貫いた弾丸の欠片を今でも持っている。その時の作戦で、戦友のパイロットが2人亡くなった。
彼はRAF空軍爆撃機軍団に従軍した6,000人の若きキウィの中の1人で、生きて帰って来た2,000人の中の1人。
「100歳まで生きてきたのはただ幸運だっただけです」とオーマンさんは語る。