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「体感しないはず」の地震に3500件近い震度報告 直後に消えた"幽霊地震"も

気象・地震観測機関アース・サイエンシズNZ(GeoNet運営)によると、8月5日午後7時43分、北島ワカタネの北東560km、深さ100kmを震源とするマグニチュード6.2の地震が発生した。

震源が遠く深いため自動判定システムは「体感なし(unnoticeable)」に分類したが、実際にはイースト・ケープからウェリントンまで広範囲で揺れが感じられ、GeoNetには3494件もの「揺れた」との報告が寄せられる異例の事態となった。

さらに3分後、GeoNetのシステムはダンネブルク付近を震源とするマグニチュード4.6の地震を検知・公表したが、これは実際には起きていない「幽霊地震」で、後に解析担当者によって削除された。担当者のケイティ・ジェイコブズ氏は、震源がトンガ・ケルマディック海溝沿いの沈み込むプレート内部にあったため、硬い岩盤を伝ってエネルギーが減衰しにくく、通常より遠方まで揺れが伝わったと説明。一方「幽霊地震」は、遠方からの地震波の到達パターンをシステムが誤って複数の近傍地震と解釈してしまうことで生じるという。

ジェイコブズ氏は、この自動分類はウェブサイト上の表示優先度を決めるためだけのもので、実際の緊急対応には影響しないと強調。ただ体感と表示のずれについては「言葉遣いも含めて見直しを検討している」としており、今後のシステム改善が注目される。