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北島の12の馬飼育施設で腺疫(せんえき)がアウトブレイク、競馬界に厳しい新規則を導入

ニュージーランド北島の広範囲にわたり、ウマの非常に伝染性の高い細菌性呼吸器感染症である「腺疫(せんえき / Strangles)」の大規模なアウトブレイク(集団感染)が発生し、国内のサラブレッド(競馬・馬産)業界に激震が走っています。

これまでにワイカト地方の11の物件、およびそこから直接の移動ルートで繋がっていたオークランドの1物件の、計12箇所の競走馬・繁殖用飼育施設で感染が正式に確認され、獣医当局は「近年のニュージーランドで最悪の規模の感染爆発だ」と強い危機感を表明しています。

腺疫は「Streptococcus equi」という細菌によって引き起こされ、感染したウマは高熱、大量の鼻汁、咳、そして喉や顎のリンパ節に激しい痛み(膿瘍)を発症します。致死率は極めて低いものの、共有の用具や衣服、人やペットの移動を介して爆発的に広がる性質を持っています。

これを受け、競馬統括組織はこれ以上の感染拡大を阻止するため、過去数年で最も厳格な衛生・移動制限ルールの即時導入を決定。これにより、少なくとも一部のレース試走(トライアル)の延期や中止が余儀なくされています。関係者は、春の本格的なセリ市やシーズンへの壊滅的な打撃を防ぐため、すべての馬主や厩舎に対し、徹底したバイオセキュリティ(検疫管理)を呼びかけています。