ニュージーランドを訪れる外国人留学生の数は、コロナ以前を超えた。
昨年9月から今年4月末までの8か月間で、ニュージーランド移民省は、32,445件の学生ビザを新たに学生に発行した。
これは、2018年から19年の同期間を10パーセント上回る数だ。
移民省は、多様な国々からの留学生受け入れを目指しているが、実際は中国からの留学生に頼っている側面が浮かび上がった。
学生ビザ新規発行の21パーセントは中国人留学生に対してで、コロナ前の17パーセントを上回っている。これに反して、インドからの留学生は14パーセントで、コロナ前の16パーセントよりも減少していることが判明した。
その次はフィリピン、南アフリカなどが続く。
留学生を受け入れている25か国のうち、ニュージーランドは留学生の多様性の低い国の3つに含まれている。
ニュージーランドの留学生の80パーセントは、9か国で占められている。これに対し、オーストラリア、カナダなどは、同様に80パーセントの留学生の出身国は12~13か国、ヨーロッパでは30か国と多様な国々から学生が訪れている。