10月1日より、飲食料のパッケージにポリスチレンを使用することが禁止となった。また、飲み物をかき混ぜるバースプーンや綿棒にプラスチックを用いることも禁じられた。政府が計画するプラスチック対策の第一段階だ。
企業が故意に新ルールに違反していた場合、NZ$10万ドルまでの罰金が科せられる。
オタウタヒのBeckenham Butcheryのオーナー、マイケル・ヴィヴィアンさんは試行錯誤して何種類かの素材を取り入れてみたが、完全な解決方法は見つからない。
「リサイクル可能なプラスチックトレイに替えましたが、購入者がこれをリサイクルするかどうかには関与できません」とヴィヴィアンさん。
分解可能な袋や、紙の袋も試したがこれらは価格や衛生的な面で適していない。また分解可能な製品は、輸入物だという点で、全面的に賛成できない。
クライストチャーチのケバブショップを1年前に買ったギュレプリート・シンさんにとって、新ルールは何の問題にもならない。彼の店ではプラスチックを全く使用していないからだ。
「フォークやナプキン、手袋も分解可能な素材でプラスチックは全く使っていません」
汁が漏れたり、容器がぬれたりするといった苦情もない。
「顧客も非プラスチックを使った商品を喜んでいます。苦情は全くありません」
シンさんのたった一つの悩みは、スタッフが常に足りないことだと冗談まじりに語った。