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ニュージーランドの子供達3分の1が貧困

調査では30万5,000人のニュージーランドの子供達が貧困家庭にある。この数値は昨年に比べて4万5,000人も多い。Auckland Against Povertyのスー・ブラッドフォード氏は、統計は貧しい子供達を救う術にはならない、問題を指摘するばかりのレポートに解決策はない、と意見を表している。

レポートではほぼ、3分の1の子供達が貧困に喘いでいる。この場合の貧困の定義は、住宅費を差し引いた収入が平均の60パーセントを下回るとされている。15パーセントが寒い家に住み、適切な衣類を持たず、野菜や果物が食べれない。これらの子供達は、残りの幼少期をほぼ同じ状態で過ごすことも予測されている。

ブラッドフォード氏は「レポートは結果を突きつけているだけで、どうやって問題を解決するかには全く触れていません。便利な資料ですが、統計調査をするだけではダメなのです」と声高に主張している。「大切なのは行動です。住宅問題、雇用問題、福祉問題が子供の貧困に与えている原因を徹底的に見直して、政府が上から対応しなくてはなりません」とブラッドフォード氏。