ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

ラグビー選手の暴行事件、無罪判決による世間批判

今週月曜、ウエリントンのラグビーチームWellington Lionsに所属するLosi Filipo選手(18歳)が昨年、2人の女性含む計4名を暴行した事件に対する裁判で無罪となった。

その判決理由がキャリアを台無しにさせたくないというものであり、ラグビー協会もFilipo選手を擁護したのだ。この結果を受け、暴行されたせいで全治数ヶ月の傷や整形手術を受ける羽目になったモデルの女性含む4名の被害者その家族の怒りは収まらず、暴行の動画が拡散されたり、世間からの批判が絶たない状況だったが、Filipo選手が正式に被害者へ謝罪、そしてWellington Lionsとの契約解除をしたことで、今度は世間の怒りがラグビー協会のCEOSteve Tew氏の経営と謝罪責任へ向けられた。
Tew氏はFilipo選手の暴行行為について メディアからの厳しいインタビューの勢いにより、今週末行われるAll Blacks in Argentina for their Rugby Championship matchで外国へ飛ぶ前に正式に犠牲者に謝罪するとコメントしたが、当の犠牲者や家族からは謝罪が無い、もしくは連絡ももらわないまま、海外へ行ってしまったからだ。

加えて、メディアからのインタビューには、今回の事件について責任転嫁と捕らえられるようなコメントもしており、今後Tew氏の動きに注目が集まる。