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マオリ語の話せないマオリTVスタッフ解雇

マオリTVに勤める2人のマオリ人レセプショニスト達が、マオリ語が話せないという理由で仕事を失うことになった。これら2人の女性は、何年もニューマーケット局で仕事をしているが、この知らせを受けて大変ショックを受けているという。

彼女たちは2人とも、学校でマオリ語を学ぶ機会がなかったとのこと。2人は受付での来客者への対応態度は、非常に優れていると評価されていた。マオリTVのCEOパオラ・マクスウェル氏が掲げる目標は、2020年までにバイリンガルのスタッフ体制を築くことであるという。

社内の6人のエクゼキティブのうち、3人のみがマオリ語ができる。マオリ語がしゃべれないエクゼキティブがいるのに、受付係を解雇するのはおかしいと非難の声が上がっているが、マクスウェル氏は、職務の役割によってマオリ語の要否も異なると対応している。

「受付やレポーターなど、対外的な対応が必要なポジションは、高いマオリ語能力が必要とされる」というのがマクスウェル氏の言い分。彼自身は、マオリ語は問題なくしゃべれる。