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車中泊キャンプ in NZ!フリーダムキャンプとセルフコンテインド制度

中泊キャンプしてみたい!

豊かな大自然を身近に体験できるアクティビティの一つとしてニュージーランドではキャンプがとても人気です。ワーキングホリデーや旅行で日本から来られる方の中にも、キャンプや車中泊をしながらニュージーランド各地を巡りたい!という方も多いのではないでしょうか。

車中泊なら移動手段と宿泊場所を同時に確保できる!と思われる方もいるかと思います。しかし、「いつでも・どこでも・どんな車でも」していいというわけではないことに注意が必要です。

ニュージーランド各地には『フリーダムキャンプ(Freedom Camping)』という国や自治体が管理する無料のキャンプ場があります。これには決められた場所や利用期間、利用可能な車両であることなど様々なルールが設けられています。

フリーダムキャンプ(Freedom Camping - DOC)
https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-stay/stay-at-a-campsite/freedom-camping/

車でフリーダムキャンプをするには

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法律のもと、多くのフリーダムキャンプではキャンピングカーなどの車に『セルフコンテインドである認証(Self-containment Certification)』が求めらています。セルフコンテインドとは車内にキャンプ生活で必要な給排水設備、トイレやゴミ処理などの衛生設備が備わっていることです。これは不適切な排水や、ゴミや排泄物などの不法投棄を防ぐための制限で、認証を受けていない車両や、法律に違反した場合には罰則金が発生する可能性があります。

『Green Stickers(グリーンステッカー)』と『Green Warrant Cards(グリーンワラントカード)』

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認証されると『Green Stickers(グリーンステッカー)』と『Green Warrant Cards(グリーンワラントカード)』が発行されます。ステッカーはあくまで分かりやすく明示するためにあり、認証を保証するものではありません。必ずグリーンワラントカード(最大4年間有効)が車両に掲示されていることがポイントです。

また、従来の青色カードの「ブルーワラント制度」は2026年6月で終了し、グリーンワラント制度に移行していますので、『グリーンワラントカード』がない場合は新規にSelf-containment Certification Authority(SC認証機関)に申請し検査を受けて発行してもらう必要があります。

もし中古などでキャンプ用の車を購入してフリーダムキャンプを計画されている場合、購入前にその車が認証を受けているか(グリーンワラントカードがあるか)、なければ申請するための要件が整っているのか?などをチェックされることをおすすめします。

車の認証登録確認や、認証機関の検索などはニュージーランドの法定規制機関であるPlumbers, Gasfitters and Drainlayers Board (PGDB)のウェブサイトですることができます。

Plumbers, Gasfitters and Drainlayers Board (PGDB)
https://www.pgdb.co.nz/self_contained_vehicles/

セルフコンテインド車の条件

フリーダムキャンプができるセルフコンテインド車両として必要な「公衆衛生に関わる設備」が運用基準で定められており、主に給水・トイレ・排水・シンク・ゴミ処理・換気などの設備が『最大乗員数が最低3日間自立して生活できる機能』として備わっていることが求められています。

実務運用ガイドライン

ただ、法令では具体的な容量などの数値は定義されておらず、 PGDBが公開している認証検査官向けの資料に目安となる基準があり参考になるかと思います。 (リンク: https://www.pgdb.co.nz/media/cqubmqa3/vehicle-inspection-guidance-v11.pdf

『最大乗員数』というのは各設備の中で対応可能な人数が最も少ないものに合わせて「認証される定員数」です。例えば、給水タンクが2人分・排水タンクが3人分であれば認証定員は『2人』です。

以下①~⑥の項目例はPGDBのガイドラインを元にした「定員1人あたり」の目安になります。

① 給水タンク(フレッシュウォータータンク)

車内で使える飲料・生活用水のための持ち運び式または固定式のタンクです。

【目安容量】1人あたり12L(3日間)

【主な要件】密閉性・耐久性・食品グレード素材・不透明・耐UV性

【設置条件】直射日光や熱源を避ける・必要に応じて固定・25L超はスライド式など推奨

② 固定式トイレ(ブラックタンク)

車内に設置されるトイレで、カセット式または無水式/コンポスト式などがあります。

【目安容量】1人あたり3L(3日間)

【主な要件】カセット式は本体固定で汚水タンクのみ着脱可能・無水式/コンポスト式は臭気排出システム必須

【設置条件】車両に恒久的に固定(ポータブルトイレを積んでいるだけはNG)

③ 排水タンク(グレータンク)

車内のキッチンなどの生活排水を貯留するタンクです。

【目安容量】1人あたり12L(3日間)

【主な要件】密閉性・耐久性・衛生的に排水を貯留・処理できる

【設置条件】必要に応じて固定・25L超はスライド式など推奨

④ キッチンシンク

車内で皿洗いなどができるシンクです。

【目安容量】皿洗いができる十分な大きさが推奨

【主な要件】排水パイプ・水封トラップ(悪臭やガス逆流防止)

【設置条件】シンクは車内で使えるように固定

⑤ ゴミ箱

車内で出たゴミを保管しておくためのゴミ箱です。

【目安容量】1人あたり3L(3日間)

【主な要件】蓋付き(匂い・漏れ防止・ゴミ袋のみをゴミ箱代わりとするのはNG)

【設置条件】走行中に動かないよう固定・ドア付きの収納などに格納

⑥ 換気システム

車内の空気を安全に換気・循環するための設備です。

【主な要件】車内の悪臭やガスを車外に排出可能な機能(3日間)

【例】手動開閉窓・ルーフベント・換気グリル・換気扇

【補足】複数の組み合わせ推奨・パワーウィンドウ単独は不可の可能性あり・固定式タンク・トイレは外部排気パイプが必要・持ち運び式タンク・カセット式トイレは対象外

まとめ

これらの設備はキャンプを楽しむために必要というわけではなく、環境保護や不法投棄防止に必要なものとして定義されています。セルフコンテインドの認証制度では「最低3日間、自立して生活ができる」ことを基本に、設備のあるなしだけでなく持続して維持管理されているかが大事です。

これから中古などでキャンプ用車購入を検討されている方は、グリーンワラントカードの有無だけでなく、設備が現在の制度に沿っているか確認されると安心だと思います。

記者プロフィール

とらいみん

とらいみん

ニュージーランドに来て10年。子育てしながら大学でConstructionを学び、修了しました。手織りやものづくり、ホームセンター巡りが大好きです。

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