永住権が取れた時に入りっぱなしで放置していたKiwiSaver。思う処あって色々調べて、プロバイダーを変更してみました!意外と簡単な手続きでしたので、今回ご紹介してみます。
KiwiSaver(キウィセーバー)とは?
画像引用元:https://www.moneyhub.co.nz/kiwisaver.html
キウィセーバー(KiwiSaver)はニュージーランドにおいて個人が任意で積み立てる年金のこと。日本でいう確定拠出年金みたいなものですね。永住権(レジデントビザ含む)やNZ市民権を持っていて、NZに住んでいれば誰でも加入できます。
仕事をしていない子供や専業主婦も入れますが、18歳以下の場合は特定のルールがありますのでIRDのサイトでご確認ください。フルタイムでもパートでも仕事に就いた場合、自分で決めた積み立て額を選び、給与から自動で天引きされます。そして、雇用主やNZ政府からも積み立て金を上乗せしてもらえるのが、このKiwi Saverの特徴です。
- 雇用主⇒給与の3%相当を上乗せ
- NZ政府⇒積立金1ドルにつき50セントを上乗せ(1年間で521.43ドルを上限とする)
加入しておけば、雇用主や政府が自分の個人年金に積み立てしてくれる…嬉しい制度ですよね♪ こちらの「NZdaisuki」でも解説してくださっているトピックがいくつもありますので、詳しく知りたい方はサイト内検索してみてくださいね!
KiwiSaverのプロバイダーを変更する手順
永住権を取得した時に、使っていた銀行を通してKiwiSaverへ加入したのですが…まったく無関心のまま放置していました。ところがコロナ禍になって株価の低迷が話題になり、ふとKiwiSaverの金額をチェックしてみると…なんだか目減りしてる?
気になって色々調べ始めたところ、KiwiSaverは投資であって、預けたプロバイダーやファンドの種類によって運用にかなり差が出るとのこと。また、口座を管理・運用する手数料も各プロバイダーでかなり違うらしいのです。
IRDのサイトを見てみるとプロバイダーやファンドの変更は「いつでも」「自分で」出来る、とのこと。早速、自分のライフスタイルに合うファンドを探し始めました。
自分に合ったファンドを調べる
IRDで紹介されている「Sorted(https://sorted.org.nz/tools/kiwisaver-fund-finder)」というサイトで、自分の年齢やリタイアしたい時期などを記入してスタート。
どんなふうに運用したいか?何パーセント給与から積み立てするか?など答えてゆくと、自分に適したファンドのタイプが提示されます。そのリストの中から手数料やサービス、運用利率などを比較して、気に入ったファンドを選び、そのプロバイダーの詳細を確認しましょう。
プロバイダーを決めて申し込む
気に入ったファンドを見つけたら、次は運用するプロバイダーへ直接申し込みます。
各プロバイダーの公式サイトでアカウントを作成、住所・名前・連絡先、そしてIRD番号などの個人情報を記入して変更依頼すると、新プロバイダーの方で全ての変更手続きをしてくれます。
IRDと新プロバイダーのサイトで確認
数週間ほどで手続きが完了し、IRDのマイアカウントにも新しいプロバイダー名が表示されます。
その前に新プロバイダーから移行完了のメールが来ると思いますので、お知らせを受け取ったらIRDと新プロバイダーの両サイトを確認しておきましょう。これで移行手続きは完了です。特に雇用主やIRDへ連絡することもなく、簡単にKiwiSaverのファンド&プロバイダー変更ができました。
同じプロバイダーの中でファンドを変更したい場合は、プロバイダー公式サイトのマイアカウント内で変更可能なので、もっと手軽に出来ると思います。
KiwiSaverに加入している方は私のように放置せず、ときどき残高や手数料、運用成績などチェックして、このまま継続するか?ファンドやプロバイダーを変更するか?など再考してみるのもよいと思います。