前回、前々回と2回に渡ってニュージーランドのお札に描かれている肖像画や図柄を紹介してきました。
知ってますか?ニュージーランドのお札の肖像・図柄 5ドル10ドル編
知ってますか?ニュージーランドのお札の肖像?図柄 20ドル50ドル編
今回は最終回ということで残りの100ドル札、そして番外編としてコインに描かれている図柄を紹介します。
100ドル札
100ドル札の肖像画は原子核を発見するなどの功績から「原理力の父」として世界的に知られているErnest Rutherfoedです。1908年にノーベル化学賞を受賞し、ノーベル賞のメダルも100ドル紙幣に描かれています。
100ドル札の裏側に描かれている鳥はYellowhead(Mohua)と呼ばれるカナリアの一種です。南島全体、主にブッシュのなかで見かけることができます。そしてMohuaがとまっている木はRed Beechと呼ばれるブナの一種で、100ドル札にも描かれているEglinton Valleyで特に見かけることができます。
そして左下に描かれている蛾はSouth Island Lichen Mothと呼ばれ、Eglinton Valleyをはじめとしたフィヨルドランドに生息するブナの木の周りでよく見かけます。
番外編:ニュージーランドのコイン
最後は番外編としてニュージーランドのコインに描かれている図柄を紹介します。
ちなみに片面は全て20ドル札にも描かれてるエリザベス女王です。
2ドルコインに描かれているのはニュージーランドの白サギKotukuです。ニュージーランドでは非常に珍しく、マオリ族たちからとても尊ばれています。
そして1ドルコインに描かれているのは、ご存じ国鳥のキウィですね。
50セントコインに描かれているのはジェームス・クックが船長を務めるエンデーバー号がタラナキ山付近に停泊しているところを描かれた物です。
20セントコインに描かれているマオリの彫り物はPukakiと呼ばれています。1800年代半ばにロトルアエリアの部族Ngati Whakaue iwiのチーフをのデザインとされています。今でもロトルアの市役所入り口にオリジナルデザインが飾られています。
そして最後に10セントに描かれているのはKoruruと呼ばれるマオリの顔の彫刻です。このマオリのデザインはニュージーランド人のデザイナーがこの10セントのためにデザインしたそうです。
手に取って眺めてみましょう
3回に渡ってニュージーランドのお札やコインを紹介してきました。手元にあるお札やコインを改めて眺めて見るといろいろな発見があって楽しいと思いますよ。