今回は、ニュージーランドでタクシーに乗るための注意事項をご紹介します。
ニュージーランドは、流しのタクシーはいません。したがって、タクシーが走っているのを手を上げて止めることはできません。
それで、タクシーに乗るにはタクシー会社に電話して来てもらうか、タクシー・スタンドと呼ばれる所(道路上にタクシーがお客さんを待つために作られたエリア)に行くことになります。このタクシースタンドは、繁華街の中、ホテルの前、空港、バスや列車の駅などにあって、そこで待っているタクシーを拾うことになります。空港や、大きなホテルなど特定のタクシースタンドは、決められた大手のタクシーしか乗り入れができないので、それ以外のタクシーに乗りたい場合は、電話をして呼ぶことになります。また、オークランド空港からタクシーに乗る場合は、空港の駐車料??なのか5ドルぐらい高くなります。
タクシー会社ごとに、料金も車のサイズも異なるので、タクシー・スタンドに停まっている先頭のタクシーに乗る必要はありません。また、ドライバーの雰囲気で選んでも構わないですが、正直先頭のタクシーに乗らないと少々気が引けるのは確かです。英語が母国語じゃないドライバーが多く、中には英語の苦手なドライバーも多いので、目的地を紙に書いて渡した方がいいでしょう。最近はナビの付いたタクシーが増えてきたので、安心できるようになってきました。
タクシー・スタンドに必ずしも停まっているとは限らないので、その場合は電話で呼ぶことになります。最近はコンピューター化されて、以前電話をした電話から掛けると、住所まで覚えていてわざわざ住所を言わなくてもいいシステムもあります。
さて、タクシー料金ですが、タクシー会社や車のサイズによって値段が違います。どのタクシー会社が安いかは、行く場所、距離によって異なります。値段表は、タクシーのドアの所に付いているからそれを確認するといいでしょう。ただ、たとえ初乗りが安くても、距離ごとの値段が高く設定してある会社もあるので、注意しましょう。それと深夜になると割増料金も加算されます。
時々いかがわしいタクシーに乗ると割増料金の時間帯じゃないのに割増料金のメーターになっていたり、遠回りされたりする事があります。怪しいと思ったら、タクシーの会社名、タクシー番号を控え、レシートをもらっておきましょう。まあ、大手のタクシー会社を選ぶのが無難でしょうね。事前に、レシートをくれと言っておくと、インチキされにくくなるでしょう。
その他のヒントとしては、特に大きな街繁華街では、一方通行や中央分離帯が多いので、目的地の進行方向に面しているタクシースタンドを使用すると、Uターンをしなくて済むので多少料金が安くなるでしょう。
スーツケースなど大きな荷物がある場合は、車のサイズにも気を付けましょう。普通車だと、4名まではOKですが、大きな荷物があると、トランクにすべての人の荷物が入らない場合があります。その場合は、少々高くなりますが、バンタイプのタクシーを手配しましょう。
もちろんドアは自動ドアではありません。それにドライバーと会話を楽しむためなのか、助手席に座っても問題ないです。