移民の国ニュージーランドには、一般的なスーパーのほかアジア系のスーパーや食材店も多数存在します。大根や白菜、もやしといったアジア野菜はもちろん、醤油、味噌、みりん、ダシの素、とんかつソース等々、和食の材料もバリエ豊富に揃うのでとても便利。全体的に値段が割安なので節約生活にもピッタリです。オークランドのマウントイーデンにあるダーフォア・スーパーマーケット（Da Hua Supermarket／大華超市）を例に、その活用方法をご紹介しましょう。

店内に一歩入るとそこは雑多なアジア！

一般的なスーパーと比べると規模が小さなダーフォア・スーパーマーケット。しかしその品揃えは実に多彩です。店内に入るとそこはアジアそのもの。所狭しと商品が並ぶ雑多な様やアジア料理特有のスパイスの香りなど、アジア好きならテンションが上がること間違いなし。どんな商品が入手できるのか、ポイントを絞って見ていきましょう。

ポイント１：新鮮な豆腐が手に入る！

一般的なスーパーで売っている紙パック入りではなく、新鮮な豆腐が手に入ります。木綿、絹のほかに玉子豆腐もあり、さらに油揚げや厚揚げも。台湾で人気のデザート豆花もフレッシュなものが購入できます。ちなみに納豆は冷凍食品コーナーに置かれています。

ポイント2：アジア野菜が豊富で格安！

大根、白菜、青梗菜、空芯菜、冬瓜、オクラ、ゴーヤ、パクチー、ニラ、エノキなどアジア野菜が種類豊富にラインナップ。一般的なスーパーで1束NZ$3～4するパクチーがNZ$1以下など格安プライスも魅力です。

ポイント3：日本食材も充実！

ダーフォア・スーパーマーケットは中国系ですが、日本食材のコーナーも充実しています。一般的なスーパーにも醤油、味噌、酢などはありますが、ここには醤油だけでもたまり、減塩、刺身用など数種類が揃い、ポン酢、みりん、そばつゆ、焼き肉のたれ、サラダドレッシング、ふりかけ、日本茶、鰹節、さらに日本のお菓子までバリエ豊富です。

材料を加えて火を通すだけの“料理の素”やレトルトパックもあり、料理が苦手な人にも重宝します。

ポイント4：鍋物に便利な食材も！

一般的なスーパーではあまり扱っていない薄切りのお肉も豚肉、牛肉、鶏肉、羊肉と各種ラインナップ。冷凍なので保存に便利でこれからの季節は鍋物に重宝します。

さらに、こちらも冷凍ですが魚介のすり身を使った練り物もあります。おでんの具にしてもOKです。

ポイント5：精肉・鮮魚コーナーも！

ダーフォア・スーパーマーケットには精肉と鮮魚のセクションも充実。鶏足（もみじ）、豚のレバー、ホルモンといった一般のスーパーでは手に入りにくい部位もあります。

いろいろなアジア料理に挑戦しよう

ほかに、日本でもなかなか見かけない南国フルーツのドリアンや、秋になると栗が出回るのもアジアン・スーパーならでは。お米の種類も中粒米、長粒米、ジャスミンライスなどを揃え、アジア系の調味料も多彩に網羅。ここで材料を入手して、和食のほか、いろいろなアジア料理に挑戦するのも楽しいでしょう。

フラットや語学学校で一緒になったアジア系の人たちにレシピを教えてもらって文化交流するのもいいでしょう。韓国系、インド系などほかのアジア系スーパーもあるので使い分けるのもおすすめ。アジアン・スーパーを活用して、ニュージーランドライフを充実させましょう。