銅が発掘され、ワラビーや孔雀の島でもあるカワウアイランドに行ってきました。
カワウ島は、オークランドから約40キロほど北に離れた小さな島で、1840年代に銅鉱山が発見されました。ニュージーランドの総督にも任命されたジョージ・グレイ卿がカワウ島を買い取り、外国から持ち込んだ珍しい生き物を自分の庭となった島に放したことで、今のカワウ島の姿ができました。アジアからはクジャク、オーストラリアからは何種類ものワラビーやワライカワセミ等が持ち込まれ、それらの多くは天敵のいない平和な島に完全に定着し、以降100年にもわたって世代を刻んでいます。
カワウクルーズ
オークランド(Auckland City)から車で1時間のサンドスピットという港からフェリーとウォータータクシーの2通りでカワウアイランドまでは行くことができます。サンドピットの港に行けば、インフォメーションセンターがあるのでそこで受付をします。サイトには予約フォームがなく、メールか電話での受付だったのですが、前日に天気を確認して急遽行くことにしたので、予約なしでも現地でチケットを買えるだろうと思ったのですが、受付のお姉さんはとても愛想が悪く、「予約はしてない」と答えているのに3回も「予約は?」と聞かれました。私の英語力が悪いせいもあるかもしれませんが…。めちゃくちゃ早口で、観光客相手に話しているとは思えないほどの態度だったので、英語に不安がある人は早めに予定を決めてメールで予約をしたほうがいいかもしれません。フェリーは1日3本で何十人も乗れ、ウォータータクシーは自分で時間を決められますが16人乗りです。またウォータータクシーは大人数で乗れば料金を割れますが、かなり高額なので、少人数で行くときはフェリーに乗るのが無難です。
マンションハウスクルーズ
サンドピット10:30発で「The Royal Mail Run Cruise」があり、サイトには大人:107ドル、BBQランチ33ドルとあるのですが、マンションハウスクルーズというものも同じ時刻から出ます。ロイヤルメイルランクルーズの船よりもしょぼいのですが、普通のフェリーと比べて少しだけクルーズをしてくれてしかも値段は据え置きなのでとてもおすすめです。カワウアイランドの周辺の海はとても綺麗なので、クルーズはとてもおすすめです。帰りは、2時の船で帰ればロイヤルメイルランクルーズの船に乗れます。私は帰りにブルーペンギンが泳いでいるのをみた気がするのですが確証はありません。
ジョージ・グレイ卿の私邸【Mansion House Valley】
船着場の真正面に建っている邸宅がジョージグレイ卿のかつての私邸です。中は改修されて今は博物館になっています。美しい食器やかつての家具が置かれ、当時の貴族の暮らしが垣間見えます。入館料は10ドルです。周りには孔雀が縦横無尽に歩き回っていました。ワラビーもいるそうなのですが見当たらず、受付のお兄さんに聞くと、早朝か夕方に出てくるそうです。千匹以上住んでいるそうです。トイレは私邸の向かいにあるカフェの裏にしかないので、ハイキングに出かける前にトイレに行っておきましょう。
溶鉱炉
現在でも溶鉱炉などが残されており、煉瓦造りで海岸に立っています。廃墟好きの人にはおすすめです。また、その横には銅を掘っていた穴も残されており、入り口には青銅の色が付いていました。
スクールハウスベイ
マンションハウスから徒歩40分ほどのところにあるビーチで、たくさんの別荘が立ち並び、天気が良い夏の日には多くのボートがクルーズにやってきます。とても美しいビーチでした。
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