皆さんニュージーランドにあるタカカという町をご存知でしょうか?ゴールデンベイに位置していて、ネルソンから車で約2時間走った所にあるヒッピータウンとして有名な町です。
沢山の小さなビレッジやコミュニティーが点在していて、スピリチュアルで自由でユニークな人たちが沢山暮らしています。そんなタカカの町に旅人やオルタナティブな生活に憧れて世界中から人が訪れるエコビレッジがあります。そこには、ガスも電気もインターネットもありません。あるのは私たちが忘れかけているシンプルだけど豊かで満ち足りた暮らしです。必要な物は作り、水は川からひき、火は薪をくべおこしています。何一つ便利な物はない生活の中で本当に大切なことに気づくことができます。物々交換をしたり、リンゴの値段をコインで決めるような心の交流が至る所にあります。そんな魅力あふれるエコビレッジの日常を紹介したいと思います。
朝は太陽と共に目覚め、薪を集めて火を起こすことから1日が始まります。その後新鮮なフルーツや野菜を使って朝ごはんの準備をします。朝のテーブルでは、食事を囲んで今日一日がスムーズに進むようにみんなで今日の仕事を確認します。午前中はガーデンの仕事や動物のお世話など慌ただしく過ぎていきます。いつもどこかを直したり、何かを作ったりしないといけないのでいつでも手伝ってくれる人は大歓迎です。
昼はガーデンでとれた野菜などを使って昼ごはんを作ります。自分の食べ物がどこから来ているのか知れるのは素晴らしいことです。食事の支度も電子レンジやガスがないので一から時間をかけて作る大事な時間です。その後は本を読んだり、ペイントをしたり、ビーチに行ったりその日によって クリエイティブに過ごします。私のお気に入りの仕事は外に作ったピクニックテーブルです。
日が落ちてからろうそく火で過ごします。みんなで食事を囲んで1日の出来事を話したりします。満天の星空一日の終わりの最高のご褒美です。食事や人々すべてに感謝して目を閉じると今日の一日が終わります。