日本と同じ島国のニュージーランド。豊かな自然と美しい海に囲まれています。今回は北島東海岸にある国立水族館National Aquarium of New Zealandをご紹介します。
ネイピアシティからMarine Parade 沿いを南へと進むと、国立水族館があります。入場料は大人$20、子ども$10です。開館時間は9時から17時まで、最終入館は16:30です。
水族館なのにKiwiに会える!
水族館に鳥?!と思われるかもしれないですが、ニュージーランドならではですね。2羽のKiwiが飼育されています。夜行性のため、Kiwiの展示エリアは暗くなっています。写真は撮りにくいですが、活発に動くKiwiが見れます。オスとメスで飼育されており、耳を澄ますと鳴き声を聞くことができるかもしれません。より高い声の方がオスです。
Bule Penguinに会って環境について考える!
ここのペンギンたちは何かしらの理由によって保護された経歴をもっています。外敵のアタックにより目を損傷していたり、漁獲ネットが絡まってどちらかのフリッパーを失っていたり、今後野生で暮らしていくことが難しいと考えられます。彼らの紹介パネルの横には、環境問題を訴えかけるボードが展示されていました。また、1日3回9:30、13:00、
15:30にペンギンたちに餌をあげながら、飼育員さんがペンギンたちの紹介をしてくれます。
Sea Turtleに会える!
ウミガメも飼育されています。彼の気分によりますが、ガラス越しにすぐ近くまであいさつに来てくれることがあります。とってもフレンドリーです。また、ウミガメの水槽には環境問題についてのポップも掲示されています。
Tuataraに会える!
ニュージーランドの固有種で、主にニュージーランドの離島に生息している爬虫類です。トカゲやヘビなどの爬虫類の先祖に近い現存種であり、生きた化石のような生き物で、進化の研究などで注目されているそうです。彼らは草や木に隠れていることが多く、なかなか姿を見ることはありません。展示エリア内にはいくつか隠れ場所が作られており、内部の様子をカメラで見ることもできます。探してみてください。
水中トンネルでサメと会う!
全長50m、深さ3mの大水槽にはガラス張りの水中トンネルが設けられ、動く歩道に乗って、サメやエイが泳ぐ姿を見学することができます。ダイバーが魚たちに餌をあげたり(10:00)、サメたちに餌をあげる(14:00)フィーデングタイムがあります。
また、サメと一緒に泳ぐプログラムも実施されています。
飼育員さんのお話
今回、私はボランティアワーカーとして数日間水族館のお仕事のお手伝いをしてきました。そこで飼育員のスタッフさんにお話をうかがいました。
一番の見どころ、オススメはなんですか?
サメたちのフィーディングタイムです。ダイバーのスタッフに手を振ったり、いろんな アクションをしてみてください。彼らも全身でおもしろいリアクションをしてくれます よ。そして、もうひとつはペンギンたち。保護したペンギンを展示することで、ビジター によりダイレクトにわかりやすく環境問題を伝えることができます。これが、ひとりひと りの行動を変えるきっかけになってくれればいいなと思います。
彼女は以前オーストラリアで飼育員をしていたという経歴を持ち、フィーディングタイムのダイバーとして活躍したり、ペンギンも担当しています。話しているときの彼女の目は輝いており、潜るのが楽しくて動物たちが好きで、仕事を精一杯楽しんでいることが十分に伝わってきました。
他にも、人と話すのが好き、生き物たちの魅力を伝えたいという情熱的なフレンドリーなスタッフさんがたくさんいるので、ぜひ疑問があったら聞いてみてくださいね☆
National Aquarium of New Zealand
546 Marine Parade, Napier South, Napier