ニュージーランド中からクラシックカーが集まる4日間のイベント「americarno」。
ニュージーランドは車社会
ニュージーランドは、オークランドなどの大都市以外は公共の交通網が発達していないため、車は生活必需品の一つです。車社会であるニュージーランドでは、車の購入は新車よりも中古車を購入する方が一般的です。なので、中古車の代表格であるクラシックカーが普通に道を走っている様子を見ることができます。ニュージーランドから日本へクラシックカーの輸入もされているほどです。日本では博物館でしか見れないようなクラシックカーも見かけることがあるかも!?
americarnoってどんなイベント?
Americarnoは、2007年から始まったイベントで、毎年2月にタラナキ地方一円で行われます。2021年と2022年は、新型コロナウイルスの影響で中止になっていましたが、今年2023年は、2/22~25の期間で開催され、2年ぶり15周年の開催となりました。ニュージーランド中から集まった何百台ものクラシックカーを目当てに、何千人もの人が集まるローカルイベントです。ニュージーランド空軍による飛行機での演出もありました。日本ではあまり見かけることの少ないクラシックカーが一堂に会する光景は圧巻です。車好きにはもちろん、車好きでなくても、一見の価値のあるイベントです。タラナキ地方のオプナケ、イングルウッド、ストラドフォード、ハウェラ、ニュープリマスの5つの街を4日間かけて1日か半日ごとに回ります。イベント会場に行けなくても、次の街までのルート上で待っていれば、街から街へ移動する数多くのクラシックカーの走る姿を見ることもできます。
クラシックカーの魅力
クラシックカーとは、1971年よりも古い時代に製造された車のことを呼びます。現代の効率重視の車にはない明かなデザイン性がクラシックカーにはあり、内装や外装が個性的であるのがクラシックカーの持つ魅力でしょう。また、再生産できないため価値が高く、投資目的で購入する富裕層もいます。
有名なクラシックカー
イベント名にamericarnaとついているように、クラシックカーといえばアメ車というイメージが強いですが、クラシックカーは、アメ車だけではありません。もちろん、クラシックカーとしてアメリカの「マスタング」という車種は誰でも一度は聞いたことのある車名かもしれませんが、ドイツのフォルクスワーゲンやイギリスのジャガー、イラリア車のアルファロメオやフェラーリなどのクラシックカーもあります。もちろん、世界に誇る日本の自動車も1971年以前のものであれば、ホンダもトヨタも三菱もクラシックカーです。
クラシックカーの他のイベント
Americano以外にもクラシックカーのイベントは行われています。例えば、南島の最南端にあるインターカーキバルで、2023年3/30~4/2の期間で「George Begg Festival」が開催されます。対象の車は、1960~1970年代の車です。チャリティイベントとして行われており、16歳以下は入場無料、16歳以上の人は寄付形式の入場料となっています。