米国の会員制卸売大手コストコが申請していたクリストチャーチでの店舗開発計画について、タマ・ポタカ大臣が10月14日、ファストトラック(迅速審査)の付託申請を承認した。申請は8月31日に提出されており、コストコは今後、本申請を提出できる。担当官庁が内容の完全性を確認したうえで、独立した専門家パネルが任命されて審査する流れとなる。
計画地は空き地で、空港に近いメモリアル・アベニューとアボンヘッド・ロードの間にある。総面積は約1万6090平方メートルで、そのうち約7900平方メートルは大型小売関連の用途とされる。倉庫型店舗のほか、隣接するタイヤセンター、フードコートと小売エリア、データ小屋を備えた燃料施設が含まれる。新たな道路接続や出入口の整備、街路樹の撤去・植え替え、各種の道路改良や造成工事も必要になる。資源管理法に基づく許可や既存の許可条件の変更、野生生物法に基づく承認も求められている。
大臣の資料によると、建設期間中は約350人分のフルタイム相当の雇用と約6300万ドルのGDP押し上げ、開業後は約486人のフルタイム雇用と年間約5700万ドルのGDP押し上げが見込まれる。ポタカ大臣は、この事業には「地域的または全国的に大きな利益」があるとし、政府のスーパーマーケット競争政策の方針にも沿うと説明した。カンタベリー広域議会、クライストチャーチ市議会、食料品コミッショナーなど16団体が付託段階で意見を求められた。
フィル・モーガー市長は、コストコの出店は市に「大いに歓迎される」との見方を示した。コストコ側はコメントを控えている。同社はニュージーランド1号店を2022年にオークランドのウェストゲートに開業しており、オークランド南部のドゥルーリーに2店目を計画している。
