ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

NZ乳業、抗肥満薬ブームで追い風 ホエイ価格が前年比76%上昇

ニュージーランドの乳製品・食肉産業が、世界的な減量薬(GLP-1系薬剤、いわゆる「ウゴービ」など)の需要拡大を追い風に活況を呈している。

乳から脂肪とカゼインを取り除いた後に残る副産物「ホエイ(乳清)」は、アミノ酸やミネラルを豊富に含むたんぱく質源として近年評価が高まっており、価格が急騰している。

報道によると、ホエイパウダーの価格は6月時点で前年同期比76%上昇し、2026年年初からのスポット価格も60%上昇した。もともとボディビルダー層を中心に需要が牽引されてきたたんぱく質市場だが、GLP-1系の減量薬使用者が急増する中、筋肉量維持のためのたんぱく質摂取がより一般的なニーズとして広がっていることが背景にある。ある推計では、米国人の8人に1人がすでに減量薬を試したことがあり、2030年までに5人に1人が使用するようになるとされる。

この需要の高まりを受け、ニュージーランドの酪農・畜産業者はたんぱく質関連製品の輸出拡大に力を入れており、乳業界にとって新たな収益源として期待が寄せられている。