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ニュージーランドの住宅市場に停滞感、経済不安から投資家や買い替え層が静観

コアロジックNZ(CoreLogic NZ)が発表した最新の住宅市場レポートによると、現在のニュージーランドの不動産市場は明確な「足踏み状態(ホールドパターン)」に入っており、これまで市場を牽引してきた住宅ローンの借り換え層(買い替え層)や個人投資家が、経済の先行き不透明感を理由に一斉に市場から引き揚げていることが分かりました。物価高や金利の動向、そして今後の税制改正への警戒感が、買い手の購買意欲を大きく減退させています。

こうした中、市場で唯一の「明るい兆し」となっているのが、初めて住宅を購入する「ファーストホームバイヤー(初購入層)」の存在です。最新データによると、今年これまでに成立した全住宅取引のうち、初購入層が占める割合は前年の25.8%から27.7%へと上昇し、過去最高の活動シェアを記録しました。首席プロパティ・エコノミストのケルビン・デビッドソン氏は「物件価格が数年前に比べて落ち着いていること、キウイセーバー(年金積立)の活用、そして自己資金が少なくても融資を受けられる環境が整っていることが彼らの自信に繋がっている」と分析。全体的な取引量は予想を下回る厳しい状況ですが、市場の主役が明確にシフトしつつあります。