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NZサービス業が拡大へ転換 約2年ぶり、景気底打ちに期待

ニュージーランドのサービス業が12月に改善し、約2年ぶりに拡大局面へ転じた。BNZ-BusinessNZが発表したサービス業指数(PSI)は51.5となり、好不況の分岐点である50を上回った。サービス業はGDPの大部分を占める分野であり、景気回復の兆しとして注目される。

PSIは前月から4.3ポイント上昇したものの、調査の長期平均(52.8)は下回っており、強い拡大というより「回復への転換点」とみられる。BusinessNZのキャサリン・リッチCEOは、今回の結果により21か月連続の縮小が終了したと説明した。

調査では、新規受注・売上(活動)・在庫が拡大に転じた一方、雇用は改善したものの依然として縮小圏にとどまった。企業からは、需要の弱さや生活費・運営コストの高さを課題とする声がある一方、季節需要や利下げによる消費者心理の改善、観光回復、新規契約の増加を挙げる前向きな声も出ている。

また、先に発表された製造業指数(PMI)も12月は56.1へ上昇しており、両指数を合わせた景気指標は2025年末にかけてGDPがプラス成長へ向かう可能性を示している。BNZの上級エコノミスト、ダグ・スティール氏は「数字は強いとは言えないが、改善の方向性は重要だ」と述べ、回復の広がりに期待を示した。