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ニュージーランドからオーストラリアへの純移住者数、年間3万人の流出

2024年12月までの1年間で、ニュージーランドからオーストラリアへの純移住者数が 3万人 に達しました。これは2012年以来で最多の水準です 。

内訳として、ニュージーランドからオーストラリアへは約4万7,300人が移住し、オーストラリアからニュージーランドへは約1万7,300人の移住があり、差し引き3万人の流出となりました 。

この年間の流出数は、2023年の2万9,400人とほぼ同水準ですが、2012年の4万3,700人の記録には及びません 。

歴史的には、2004年〜2013年の間は平均で年3万人移住が続いていましたが、2014年〜2019年にはその水準が年間3,000人程度に落ち込みました

2025年5月期の移住状況:
移住数(出国+入国)ともに記録的で、出国者12万4,500人、入国者13万9,400人となり、出国者数は前年同月比14%増と大幅に増加しました 。
その結果、5月期のニュージーランド全体での年間純移住者数は 1万4,800人の純増 に留まっています 。
経済アナリストらは、移住トレンドと経済状況の関連を指摘:
オーストラリアの好調な労働市場や賃金水準が、キウイの移住を後押ししています。
ニュージーランドでは、非市民の移住減と市民の大量出国が続いており、消費・住宅市場にも影響が出ています

ASB銀行などは、今年後半も純移民は過去平均を下回ると予測。一方で、2026年にかけて徐々に回復すると見込んでいます 。