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プラスチック依存対策にNZ$5ミリオンの政府基金

ニュージーランド政府は、プラスチックゴミ削減プロジェクトにNZ$5ミリオンドルを出資すると発表した。

リサイクルパイプ、生物分解可能な苗用ポット、ポリスチレンを建設用製品に変換する技術に投資される。

デイビッド・パーカー環境相は、ニュージーランドのリサイクル事情が他国にくらべ遅れていることをふまえ、「509,000トンのプラスチックが毎年ニュージーランドに輸入され、その60パーセントはプラスチックとパッケージ企業で使用されます。本スキームで望ましい経済循環に一歩でも近づきたい」と語る。

NZ$1ミリオンドルは、2年間のプラスチック包装製品の規制デザイン管理および運用に提供される。

パッケージング・フォーラムととニュージーランド飲食料協会も、このプロジェクト基金に出資し、予算は合計でNZ$1,361,000ドルとなる。

本プロジェクトに対する批判の声もある。

プラスチック・ニュージーランドのチーフ・エクゼクティブ、レイチェル・バーカー氏は、「正しい分析なしにプラスチックの使用を止めることは、さらなる食料ロスの要因になりえます。プラスチックのみにフォーカスしても、生産者が環境に与える影響を考慮することは少ないでしょう」と異論を唱えている。