タラナキの失業率は2.4パーセント。国内で最も低い。
このことは、多くの会社にとって人材の獲得が容易ではないことを意味している。
ニュープリマスNovotelのジェネラルマネージャー、ジャイエシュ・バラ氏は、飲食とハウスキーピングのスタッフを確保するために、一案を思いたった。
新しいスタッフを魅了するため、ホテルの裏側を一般に公開したのだ。
「ホスピタリティ業界では、ほとんどのスキルは訓練で身につけることができます。ですので、求人募集の条件を『経験不問』としたうえで、おしゃべりしながらレストラン、客室のハウスキーピング、その他の役割など職場の裏側を見せることにしました」
このやり方で、ハウスキーピングの仕事に就いたロレイン・アンダーソンさんは、幼児教育の学位を修めたが、別のキャリアを探していた。
彼女はこの「オープンデイ」をよいアイデアだと感じている。「ハウスキーピングは私に合っていると思います。掃除が大好きですから」とアンダーソンさん。
Novotelは、この試みで募集していた6つのポジションの人材を全て獲得できた。
Shining Peak Brewingの共同経営者ジェス・シガーズソンさんは、彼のバーとレストランに必要なスタッフを雇用することができなかった。
「ホスピタリティは人気のある業界なんですが、募集してもCVが送られてこないんです。離職する従業員はいるのに、新しいスタッフを雇用することができないでいます」
彼はスタッフを休めるために、週1日定休日を設ける道を選択した。