4月1日から、最低時給はこれまでよりNZ$1.20ドル、6パーセント上がって、NZ$21.20ドルとなる。
同時にトレーニング期間の時給もNZ$16ドルからNZ$16.96ドルへと上がる。
職場の関係と安全省のマイケル・ウッド相は、約30万人の労働者がこの確定に恩恵をうけ、特にコロナウィルスによる影響を受けた数多くの家庭を助けると述べた。
「これまでの最低時給で週に40時間働いてきた人は、今後は週NZ$48ドル、年間にしてNZ$2,500ドル給与が増えることになる」とコメントし、政府は選挙公約を守ろうとしていると付け加えた。
政府はこの給与増加により、一般家庭からの消費が増えることも期待している。
2021年の年間インフレ率は5.9パーセントと、過去30年間で最高のレベルとなっている。
一方失業率は記録的に低く3.2パーセントで、民間企業の給与は平均で2.8パーセント増加している。
現在のニュージーランドの生活賃金(Living wage)、つまり社会生活を営むために必要な物資を入手して生活するための時給は、NZ$22.75ドルと言われている。