期日前投票の第1週目、投票用紙にミスが見つかった。投票のチェックをつける白い丸が、ある党の隣になかったのと、オークランドのある投票所でマオリ用投票がなかったことだ。
今年は前年に比べ、期日前投票を行う人の数が激増している。期日前投票開始から4日間で、37万人が投票を行った。前回選挙の同期間よりも15万人も多い。ウェリントンの弁護士グレアム・エッジラー氏は、最も深刻な間違いは、ビジョン・ニュージーランド党の隣にチェックボックスがなかったことだが、選挙全体に及ぼす影響は少ないだろう、と語る。「もしこれが投票日当日に、突然発覚したら大変なことになっていただろう。期日前投票で発見され、大半の人が投票する投票日には修正される」エッジラー氏は、チェックボックスの有無にかかわらず、ビジョン・ニュージーランド党への投票の意志が認識されてた場合、一票として数えられるべきである、と述べている。
しかしながらビジョン・ニュージーランド党の党首ハナ・タマキ氏は、このエラーを妨害行為とし憤慨を表している。
今年の4月5月、ニュージーランド全国ロックダウンに伴いGDPは12.2%落ち込んだが、農業、林業、漁業はわずかに2.2パーセント減に抑えられている。タラナキのダミエン・ロパーさんは420頭の乳牛を飼育するタラナキの農牧家だが、パンデミックが彼のビジネスに及ぼした影響は小さいという。「牛乳は毎日収集されていたし、電気関連でトラブルが起こっても優先的に修理される。ロックダウン中もほぼ通常通り仕事ができた」Yummy Apples社のマネージャー、ポール・ペインターさんは、農業がこの国の成長を促進する希望の星だと考えている。ただし収穫期が近づくにつれ、今年は海外からの労働力に頼れないことを憂慮している。
ホークスベイでは、約1万1,000件の求人が出ると予測されている。
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