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X Factor 審査員がクビに

 TV3で放映中の番組X Factor NZの審査員ナタリア・キルズとウィリー・ムーンが、出場者の一人に対するいじめとも取られる厳しい批判が原因で、番組降板となった。

 出場者の一人であるジョー・アーヴァインのパフォーマンスに対して、ナタリア・キルズは、夫であるムーンのスタイルをマネしただけで「不快で、芸術的に悪質」と苛烈なコメントをした。

 またムーンもそれに合わせたように、「気持ちわるい」などと言い、映画サイコの登場人物である殺人鬼ノーマン・ベイツと彼を比較するような悪辣な発言をした。

 Media Worksは彼らの発言を度が過ぎるとし、キルズとムーンをX Factorの審査員にふさわしくないと判断、彼らの解雇を決定した。

 「出場者は持てるすべての力をコンテストに注いでおり、プロフェッショナルで建設的なフィードバックと批判を受けることを望んでいる。私たちは、キルズとムーンの審査員としての適性に疑問を持ち、彼らをショーから降板させる決定をした」というのが、チーフ・エクゼキティブ、マーク・ウェルドン氏のコメント。

 他の2人の審査員、スタン・ウォーカーとメル・ブラットも、キルズとムーンのいじめ的な批判には否定的な姿勢であることを、トゥイッターなどにポストしている。

 TV3がフェイスブックに投稿したキルズとムーンの出場者いじめを批判するポストには、ニュージーランド全国から共感を示すコメントが寄せられた。2人の批判を受けたジョー・アーヴァインにも、全国から無数の激励が寄せられている。