海外駐在の政府官庁職員はロックダウン中は仕事ができなかったが、給与は滞りなく全額支払われており、その費用はNZ$7ミリオンドルにも上る。
ビジネス、革新、雇用省(MBIE:Ministry of Business, Innovation and Employment )の一ユニットであるニュージーランド移民局は、427人の海外スタッフを継続して赴任させているが、安全性の問題で、自宅からのリモートワークは実施されていない。MBIEのスタッフ3,000人以上は、いまだにウィンドウズ7を使用しており、リモートワークに対応できない。通常なら毎週1万のビザ申請を決済する北京の移民局オフィスは、1月24日の中国旧正月以降運営を止めている。昨年公表された給与額に基づくと、スタッフに全給与を支払うとNZ$5ミリオンドルになるとのこと。
ムンバイのオフィスもクローズしているが、給与のコストはNZ$2ミリオンドル。同様にクローズ中のフィリピンオフィス、先月再開したサモアオフィスの詳細は分かっていない。