オークランド地方裁判所は、スーパーマーケット「パックンセーブ」の2店舗に対し、価格表示をめぐる公正取引法違反で合計58万500NZドルの罰金を科した。NZヘラルドとStuffが報じた。
罰金額は、オークランド北部のシルバーデール店が23万4000ドル(10件の起訴)、ハミルトンのミル・ストリート店が34万6500ドル(8件の起訴)。両店は2025年にかけて、合わせて18件について有罪を認めていた。
商業委員会によると、両店は棚などの表示価格とレジでの請求価格が異なっていたほか、実際には存在しない特売を宣伝していた。ある商品は「超特価」と宣伝されていたが、実際には年間の90.7%の期間、その価格で販売されていたという。
公正取引法上、1件あたりの最高罰金は60万ドルだ。検察側は量刑の出発点として55万ドル(シルバーデール店のケースでは40万ドル)を求め、早期に有罪を認めた点で25%の減額は認められるとの立場だった。2020年にオークランドのパックンセーブ・マンゲレ店が価格の不一致で7万8000ドルの罰金を科された事例と比べ、今回は大幅に重い罰金となった。
商業委員会は判決に満足しているとしつつ、現在検討されている公正取引法の改正を求めた。罰則を引き上げて民事制度に切り替えれば、1件あたり最大500万ドルの罰金が可能になるという。委員会は判決文の全文を待っている段階だ。
なお、この2店舗はニュージーランド北島で店舗を運営するフードスタッフス系列の事業者が運営している。生活費の高騰が続くなか、買い物客にとって価格表示の信頼性は大きな関心事となっている。
