ニュージーランド全土を襲う寒波が8月7日朝も続いている。
気象当局によると、フェヌアパイやトコロア、マスタートンでは氷点下5度前後、ダニーデン空港やトゥイゼルでは氷点下6度まで冷え込む見通し。
今週はオークランドで2021年7月以来という寒さを記録し、空港で1.5度、フェヌアパイでは氷点下1.7度まで低下した。タウマルヌイは氷点下6.4度と観測史上2番目の低さとなり、マウントクック空港は氷点下10.1度、トゥイゼルは氷点下9.4度と、全国で最も冷え込んだ地点となった。
厳しい寒さの影響で、送電網運営会社トランスパワーによると水曜日の電力需要はこれまでで最高を記録し、電力不足への警戒も呼びかけられた。南島では警察がダニーデン住民に不要不急の外出を控えるよう呼びかけたほか、ウェリントンでも雪が舞う様子が目撃されるなど、交通への影響も広がった。気象予報士のブレイドン・ホワイト氏は、今夜オークランドで行われるウォリアーズ対ペンリス・パンサーズ戦は「絶好の観戦日和になる」としつつ、日没後は冷え込むため上着の用意を呼びかけた。
もっとも、この寒さは週末にかけて一段落する見込みだ。気象当局は週末にかけて気温が上昇し、雨を伴う天気に変わると予測。南島から降り始めた雨は北上し、日曜日には北島の広い範囲で雨となる見通しで、北島は霜の心配がなくなる一方、南島内陸部は引き続き冷え込みが続くとみられる。ロトルアでは見えない路面凍結、いわゆる「ブラックアイス」の名所で車両6台が相次いでスリップする事故も発生しており、地元住民は「これから何が起きるか心配だ」と不安を口にした。早朝の運転には引き続き注意が呼びかけられている。
