今週初めに世界中を駆け巡った、ニュージーランドの誇る世界的名優サー・サム・ニール(Sir Sam Neill)氏の突然の訃報を受け、彼が30年以上にわたり人生を注ぎ、こよなく愛した南島セントラル・オタゴ地方のアレクサンドラやクライドの地域コミュニティは、深い哀悼の意に包まれています。
ハリウッドのレジェンドでありながら、現地では常に一人の謙虚な近隣住民、そしてワイナリー「トゥー・パドックス」の熱心なワイン醸造家として溶け込んでいた彼の死を、地元住民たちは「親しい友人を失った」と涙ながらに偲んでいます。
地元の映画館関係者や住民たちは取材に対し、「彼はどれほど世界的に有名になっても、それを自慢したり鼻にかけたりするようなことは決してしなかった。いつも長靴(ガムブーツ)を履いて農作業に勤しみ、地元の人々と対等に笑い合う、本当に気さくで温かい、ごく普通の素晴らしい男だった」とその素顔を振り返りました。
近年では、地域の自然景観を壊す大規模な金鉱山開発に反対するローカルな環境保護運動の先頭に立って声を上げるなど、最後までオタゴの土地と人々を愛し続けたニール氏。ハリウッドのレッドカーペットよりも、オタゴの美しい土壌を愛した彼の遺志は、彼が残したワインと地元の人々の心の中に深く受け継がれています。
