ニュージーランド政府は、2026年度予算案(Budget 2026)の一環として、税関の機能を強化するために8,150万ドル(約74億円)以上を投じることを発表しました。巧妙化する国際的な犯罪組織による違法薬物や密輸品の流入を阻止するのが狙いです。
貨物用のX線検査機、港湾・空港のセキュリティ強化、職員向けの最新タクティカルギア(装備)やトレーニング、押収品の保管スペース拡大など最前線の保護に7,070万ドルが充てられます。
密輸の主要ルートであるパシフィック(太平洋諸島)、南米、中東、欧州の4箇所に新たに税関ポストを設置し、現地の機関と連携して供給網の源流で阻止を図るため、1,080万ドルが 充てられます。
昨年は1,500万本近い密造タバコや8トンのタバコ葉が押収されました。また、コカインの押収量も急増しており、2026年の最初の2ヶ月だけでパシフィック地域で14トン以上が差し押さえられています。
オークランドでは本日、新たに3台の「水中ドローン(ROV)」が導入されました。これにより、ダイバーを危険にさらすことなく、船底に隠された密輸品などを安全かつ迅速に検査できるようになります。
ケイシー・コステロ税関大臣は、「犯罪組織による脅威は極めて現実的であり、ニュージーランドの国境を守るために税関に最高のツールと能力を備えさせる必要がある」と強調しています。
