2025年10月1日から2026年3月1日まで、オークランド南東部の Ōrereビーチ および Ōrere Point Beach Reserve(オレレ川河口東側の干潟を含む)では、犬の立ち入りが全面禁止されます。
この地域は、絶滅危惧種のニュージーランドドットレル、カモメ類(カスピアンアジサシ、オオクロミヤコドリ、オオアジサシ)、そして干潟で採餌するクロサギなど、多くの在来海鳥の繁殖地として重要です。
昨シーズンには、3組のドットレルが営巣を試みたものの、1羽のヒナしか巣立てませんでした。鳥の卵やヒナは、犬を含む捕食や人間の接近によるストレスで非常に脆弱です。特にヒナは6〜7週間飛べないため、犬に襲われやすい状態にあります。
研究によると、鳥は人間よりも犬を強い脅威と認識しており、リード付きであっても営巣に大きな影響を与えるとされています。
オークランド市議会は、市民の自然保護への理解を信じ、繁殖期には標識やルールを守るようすべての犬の飼い主に呼びかけています。
