ニュープリマスの北、ステートハイウェイ3にて、警察の車に自分のクルマを突っ込んできたカオス・プライス(22歳)は、警官の発砲によって死亡した。
この事件は、プライスの知人のクルマが職務質問で止められたとき、プライスはクルマを反転させてパトカーに激突したために発生した。
タラナキでは2000年以降、警察の発砲により死者が出たのは本件が5件目となっている。
ニュープリマスのシティ・カウンセラー、ディニー・モエアフ氏は、銃により亡くなった5人のうち4人を知っている。
「この悲しい事故は、コミュニティ、特に死亡した男性の家族や近しい人たちにショックを与えました。また以前に起こった事故のことも思い起こされます」と哀しみを述べた。
警察からの詳細の発表はないが、前警察交渉人ランス・ボーデット氏は、「発砲以外にも方法があったかもしれません。しかし、クルマは恐ろしい凶器です。人は命が危険にさらされていると感じた場合、力で対応しようとするのは当然の行動です」とその見解を述べている。