約50人の中国人労働者は、彼らの雇用主の口座を凍結するよう政府に願い出ている。
ピーター・リー、又は、ワンシャン・リーと呼ばれる男が、月にNZ$6,400ドルを稼げる仕事を約束し、約50人の中国人労働者をニュージーランドに連れてきた。そのうちの一人、マオ・クン・ユーさんは、それを超える報酬を約束され、ワークビザ取得のためにNZ$57,000ドルを支払った。高額な費用の理由は、「このビザは特別なビザで、ゆくゆくは、家族をニュージーランドに連れてくることもできる」と説明されていたという。しかし現実には、彼は週50時間以上働き、現在までに得た給与は、合計NZ$25,000ドル。別の労働者は、ビザ取得のためにNZ$40,000ドルを支払った。しかし約束された月NZ$6,400ドルの報酬は得ていないという。他にも、ニュージーランドに到着すると即座にタウランガに連れていかれたが、仕事が全くなく、3週間後にようやく週に2日間だけ働けた労働者もいる。彼は合計で80時間働いたのにも関わらず、NZ$800ドルしか給与を得ていない。8月以降、リー氏は、48人の建設現場労働者を中国からニュージーランドに連れてきたが、現在彼とは連絡がつかない状態となっている。彼は複数の会社を所有しているが、そのほとんどは自宅のマウント・ウェリントンの住所が登録されている。
ニュージーランド移民局によると、彼らの労働ビザは、すべて法的に有効なものであるという。移民局は現在、これら中国人労働者の訴えを受け入れ、リー氏の調査を行っている。