ホークスベイのリンゴ園では、収穫期を迎えて季節労働者を募集しているが、今シーズンはなぜか思うように人手が集まらない。必要な人員の半分以下しか集まらず、頼みのバックパッカーでの募集も上手くいっていないとのこと。
ヘースチングのBostockは、オーガニック栽培リンゴ生産では国内最大の果樹園だが、この人事マネージャによると、通常は100人前後のフルーツピッカーをバックパッカーから募集するが、今年はたった10人しか集めることができなかったという。
「いつもの年より65パーセントから70パーセント足りません。普通はバックパッカーからのみで大半は補充できるのですが、ピッカーたちはどこへ行ったのでしょう?」とマネージャも困惑している。
Recognised Seasonal Employerスキームの元、太平洋諸国から3,000人が雇用されたが、国内地元とバックパッカーからの募集は不足した。
この地域のバックパッカーオーナーも、「いつもの今頃、バックパッカーは泊り客でいっぱいです。でも今季は満員にならない。南島でのフリーダムキャンプ人気のせいかもしれませが、理由はわかりません」と首をかしげている。
果樹園主たちは今シーズン収穫が終わるまで、休む間もなく総出で週7日労働を余儀なくされる、と嘆息している。