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殉職した消防士の追悼式

オークランドのムリワイで、サイクロン・ガブリエルの救援活動で命を落とした消防士を悼む式が開かれ、数100人が訪れた。

サイクロンによる被害は、死者11名、そして現在も340人以上の行方不明者のリストが挙がっている。

式の開かれたパリホア・ファームには、亡くなったボランティア消防士、デイブ・ヴァン・ツワンネンバーグさんに敬意を表す人々の乗った何台ものクルマが到着した。

故人の妻であるエイミーさんは、夫はメロドラマ的なことが好きではなかったため、自身がこんなにも注目されていることを知ったら仰天していたでしょう、と語った。

「大きな悲劇の中心人物のようになってしまいましたが、他の多くの人たちも同じ悲劇に襲われています」とエイミーさん。

ヴァン・ツワンネンバーグさんと、同僚のクレイグ・スティーブンスさんは、2月13日に出動要請を受け、サイクロンに襲われた現場に駆け付けた。ヴァン・ツワンネンバーグさんは、別の家が崩れ落ちてきた住宅の中に捕らわた。

スティーブンスさんは、現場で致命的な傷を負い、後日病院で亡くなった。

消防協会のチェアーパーソン、ピーター・デューン氏は、コミュニティを救うために自らを犠牲にした彼らの尊い行為が、次世代の消防士を触発することを願う、と語った。