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受賞映画監督にビザ下りず

イランの映画監督ロサーレ・ガエ・マガミ氏は、来月開かれるドキュメンタリー・エッジ・フェイスティバルのゲストスピーカーとして招待され、フェスティバルでは自身の映画を上映する予定である。

彼女は現在、その受賞作品「Sonita」を世界中の映画フェスティバルで上映している。Sonitaは、アフガニスタンからの難民の少女がラッパーになる物語だ。

ガエ・マガミ監督は受賞作品と共に、これまでヨーロッパとメキシコを訪れ、現在はアメリカ合衆国のサンフランシスコに滞在しており、今後カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを訪問する計画をしている。ところがニュージーランドへの訪問ビザ申請が却下されてしまった。
「私がニュージーランドに永久に留まらないという事に確信が持てず、また私が経済的に不十分で、そして母国での家族的な繋がりが希薄という理由で、ビザが発行できないということです」と監督。

彼女がワシントンDCのニュージーランド領事館から受け取った手紙には、ニュージーランド国家は、彼女を真の訪問者として認めず、彼女を招待したドキュメンタリー・エッジ・フェスティバルも認識していないと記されていたという。

フェイスティバルのディレクターであるダン・シャナン氏は、これを誤った愚かな決定と憤慨し、移民相マイケル・ウッドハウスに正式に訴えると表明している。
「ロサーレがフェスティバルに来ることは既に宣伝済み。11回目を迎えるフェイスティバルで、こんなことが起こったのは初めて」

ニュージーランド移民局は、ワシントンのオフィスと相互に連絡を取るまではコメントは控えるとしている。