オークランドの都心を貫く総工費55億ドルの鉄道トンネル「シティ・レール・リンク(CRL)」が開業してから最初の1週間で、市内の鉄道網の利用が過去最多を記録した。1NEWS、Stuff、NZヘラルドが伝えた。
運輸相のクリス・ビショップ氏が発表した数字によると、9月13日(日)から19日(土)までの7日間の乗車回数は52万8007回で、2019年に記録した従来の週間最多50万4380回を約2万3000回上回った。開業前の1週間は32万5203回だったため、1週間で約62%増えたことになる。ピークは先週木曜日の8万5289回で、パンデミック前の最も混雑した日に迫る水準だった。
ビショップ運輸相は、平日の定時運行率が「90%台半ばから後半」を維持したと述べ、「CRLの建設に注力してきた時代から、オークランドがこれをどう活用できるかを見る時代に入る」と語った。ウェイン・ブラウン市長も、来週からオークランド交通局(AT)が公共交通の運営に専念するとして、「今後は利用者を増やしていくことが課題だ」と話した。
ただし課題も残る。鉄道網は現在「暫定ダイヤ」で運行されており、ピーク時でも多くの駅で1時間に6本、待ち時間は最長15分となっている。当初計画の8本には届いておらず、6カ月以内に増発される予定だ。また、開業日の13日には、ワイテマタ駅で早朝に起きた火災の影響で、増便予定だった列車の運行に支障が出た。パンデミック前の水準に戻りきっていなかった鉄道の利用が、新線でどこまで伸びるのか注目される。
