ニュージーランド国営送電会社トランスパワー(Transpower)は、南島カンタベリー地方を中心に記録的な酷寒が続いている影響で暖房需要が急増し、国内の電力需給が極めて逼迫しているとして、ピーク時間帯の節電への協力を呼びかける「グリッド・ワーニング(電力需給警戒)」を本日16日(木)朝に発令しました。
この寒波は、大雨で被害を受けた水力発電用ダムの稼働スケジュールや、送電網全体のコントロールにも大きな負担をかけています。
トランスパワーの運用責任者は、特に朝の起床時間帯(午前7時〜9時)および夕方の帰宅時間帯(午後5時〜7時)において、電力使用量が当初の予測値を大幅に上回るシステム上限近くに達していると指摘。
現時点で強制的な計画停電(ブラックアウト)を伴うリスクは低いものの、一部の火力発電所の追加稼働や北島からの送電量調整を急ピッチで進めていると説明しました。企業や家庭に対し、室温を適切に保ちつつも、使用していない部屋の暖房を切るなど、インフラの安定に直結する合理的な節電活動への協力を強く求めています。
