ニュージーランドは安全で自然が多く、他の英語圏に比べると比較的安価で留学できることから、留学先として注目を集めている。
ニュージーランドの教育環境の主な特徴は、
- 国を挙げての受け入れ体制が充実
- すばらしい自然環境
- 治安の良さ
- 高い学習・学校のレベル
- ビザの取りやすさ
加えて、温暖な気候や比較的安い物価、親日家が多い等、大変恵まれた環境にある。
国を挙げての留学生受け入れ態勢
1990年にニュージーランド政府が海外からの私費留学を認めて以降、ニュージーランドの中学・高校・大学・語学学校・専門学校へ入学する海外の学生は毎年増加している。それ以降ニュージーランド政府およびニュージーランドの各学校の留学生受け入れ態勢も充実し、留学生がより安全にそしてその能力を更に発揮し勉強に打ち込むことができるようになっている。また、どの学校でも自文化と異文化を共に尊重し敬意をもって接するという価値観教育を行っており、この国は差別の少ない国になっている。
学校では選任の担当者を置き、各留学生のニーズにあったホストファミリーの選定をしている。また各ホストファミリーは政府の定める服務規程に従う義務があり、かつニュージーランド警察の身元調査をクリアしなければならない。各ホストファミリーは居心地の良い環境を提供し、留学生も家族の一員として大切にされ、様々な配慮がなされている。
すばらしい自然環境
ニュージーランドは小さい国ではあるが、その自然環境の維持・向上に対する取り組みは大変すばらしく、最大の都市であるオークランド周辺でも学校の周りは緑豊かな丘や公園に囲まれ、また近くにはきれいなビーチ(海岸)が至る所にあり、伸び伸びと過ごすには最適な環境だ。
治安の良さ
留学するには、治安の良さが一番重要。勿論ニュージーランドでも犯罪がないわけではないが、治安の良さは定評がある。近年の経済平和研究所の世界平和指数では、ニュージーランドは、常にトップ5入りしている。中でも重犯罪や若年者の犯罪は少なく、安心して生活ができるだろう。
高い学習・学校のレベル
ニュージーランドの現地校学校は、Decileという学業・スポーツ・教育・学校活動・地域などの様々な要素で10段階に評価されている。 ニュージーランドのカリキュラムはヨーロッパ形式で、世界中で認められている国家資格カリキュラムに沿った教育が行われている。またすべての学校が政府の監督下にあり、均質で高いレベルを誇る。そのためOCED(生徒の学習到達度調査)における15歳の生徒の読解力、数学知識、科学知識は世界各国中最上位グループにランクインしている。
ニュージーランドの中・高等学校は約400校あり、96%が公立高校だ。また年間平均授業時間(国公立)は962時間(日本は869時間)、中学校での平均クラス人数19.4人(日本は33.5人)という風に、ニュージーランドの教育は先進国の中でも優れている。
語学学校や専門学校は、ニュージーランド教育審査機関(NZQA)が定期的に審査を行っており、審査によりカテゴリー(レベル)分けされる。2014年度よりNZQAの審査でカテゴリー1に認可された語学学校での学生ビザ(フルタイムコース14週間以上)で週20時間の就労が可能となり、留学中でも就労ができるように条件が緩和されている。
語学学校では一般英語から、各試験対策コースや(TOEIC、IELTS、ケンブリッジ英検など)、大学や専門学校入学のための英語コース、各資格(バリスタ等)など、さまざまなコースを提供している。基本的に毎週月曜日が入学日となり、学校の規模、国籍比率、学校の雰囲気から適切な学校が選べる。
子育て向き
国際NGOセーブ・ザ・チルドレンが毎年行っている、「母親になるのに一番いい国」トップテンに毎年ランクインしているニュージーランド。この国では14歳以下の子供は例え通学や留守番であっても一人になることは法律で認められていません。従って大人は常に子供を保護するという意識が強く、子供たちにとっては安心できる環境となっており、そのため親子留学の需要は高くなっている。
ビザ
日本人のニュージーランドへの入国は「観光」という形で特にビザの申請は必要なく、3ヵ月間の就学が可能。(3ヵ月以上の滞在には観光ビザ、週学には学生ビザの申請が必要)
ワーキングホリデービザは、18歳から30歳までを対象に、1回限り取得できるビザで、ニュージーランドに1年間滞在が可能です。(就学は最大6ヵ月まで)
観光・学生・ワーキングホリデービザは日本からの申請であれば申請料はかからず、年間の受け入れ人数に制限がないため、他の国と比べビザが取りやすいのも特徴。