ニュージーランド最大の都市オークランドの中心部(CBD)において、仏教の僧侶(お坊さん)の格好をした人物が歩行者に近づき、強引に現金を要求する「偽僧侶詐欺(フェイク・モンク・スキャム)」の被害報告が相次いでいるとして、警察当局および地域コミュニティが市民や観光客に向けて緊急の注意喚起を発令しました。
この手口は数年前にも国際的な観光都市で問題視されていましたが、再びオークランドで活発化しています。
警察の発表によると、詐欺師たちは伝統的な衣装を身にまとい、街頭で「平和」や「幸運」を祈るメッセージを唱えながら、歩行者の手首に木製のブレスレットや数珠を親しげに巻き付けます。
その後、被害者が受け取ると態度を一変させ、瞑想用のカードなどを提示しながら「寺院への寄付」として1万〜数千円相当の執拗な現金を要求する仕組みです。当局は「本物の仏教の僧侶が街頭でこのように強引な現金徴収を行うことは絶対にない」と強調。もし声をかけられても完全に無視し、毅然とした態度でその場を離れるとともに、被害に遭いそうになった場合はすぐに警察(105番)へ通報するよう呼びかけています。
