南オークランドを襲った竜巻による被害で、多くの家々が住居不可能な状態となり、住人は行き場をなくしている。
ジャス・オーラックさんの住んでいたパパトエトエのフラットには「危険 入場禁止」の赤札が貼られ、入ることが禁止されている。彼は事実上ホームレスとなった。
何故入ることが危険なのかは一目瞭然だ。屋根は吹き飛び、煉瓦は壁から剥がれ落ちている。そのうち一つは、彼のフラットメイトの部屋の窓ガラスを直撃している。
この家に住んでいたジャスさんと5人のフラットメイトは、友達の家の床やソファで寝起きすることを余儀なくされた。
「友達の家に長くは居れません。一時的な住まいを提供してもらいたいです」とジャスさん。
ピーター・セスさんは、ジャスさんとフラットメイトの住む通りのすぐそばに住んでいる。
彼は保険会社からの回答を待っている。
「外壁は壊れて、窓ガラスが割れています。室内は泥とガラスが飛び散った状態です」
Fitzroy Streetでは、多くの家の屋根がなくなっているが、その向かいの通りのフラットのブロックでは、外壁も破壊され、屋根が完全に飛び去っている。
政府はNZ$10万ドルをオークランドカウンセルの救済ファンドに出すことを決定した。