ニュージーランドを訪問中の英国チャールズ皇太子とカミラ夫人は、ノースランドのワイタンギ・トリーティ・グラウンドを訪れた。

2人はワイタンギ・ナショナル・トラスト・ボードのチェアーと、ワイタンギ・トリーティ・グランドのチーフ・エクゼキティブから歓迎を受け、ウィリアム・ホブソン記念会場で式典に出席した。儀式では、約100人からポフォリ（歓迎の儀礼）を受け、皇太子は厳粛に儀式に参加した。群衆は皇太子をファレ・ルナンガ（ミーティングのための家）に導き、ハカを披露した。また地元の小学生によるワイアタ（歌）と、カウマツア（お年寄り）からのスピーチがなされた。皇太子は集まった人々に向けてマオリ語で挨拶し、自身とカミラ夫人が『この素晴らしい土地』を訪問できる喜びを表現した。

スピーチでは、「ニュージーランド人が正しいことを行うためにしてきた努力に敬意を表したい。簡単ではなかったはずだ」と異なる背景を持つ2つの民族、マオリとパケハがお互いを尊敬しつつ共にニュージーランドに住むために成し遂げてきた道のりを賞賛した。