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「世界で最も安全な国と信じていた」テロ被害者遺族が語る

シリア生まれのサルウア・ムスタファさんにとって、ニュージーランドは、彼女の3人の子供たちに新たな生活を与える希望の国のはずだった。

彼女の夫と3人の子供たちは、ヨルダンで難民として5年を過ごし、ニュージーランドに迎え入れられた。「ニュージーランドがどんな国か尋ねた時、誰もが素晴らしい国、世界でも最も安全な国、と言っていました」とサルウアさんは語る。

金曜日、夫のカーリッドさん、16歳の息子ハムザさんは、Deans Avenueのモスクで亡くなった。

2番目の息子で13歳のザイードさんも銃弾を受けたが命は取りとめ、クライストチャーチ・ホスピタルで、手当てを受けている。

事件の後、彼女は病院で夫の遺体と対面した。頭、首、腕に銃創があった。

撃たれた16歳の息子は、寝かされていて、最後の息を引き取るところだった。

「私たち家族は、こんなことのためにニュージーランドに来たのではありません。怪我をした息子とまだ幼い子供を抱えて、私は頼る家族もなく、どうしたらいいかわかりません」とサルウアさんは悲しみを訴えている。

他の多くの遺族のように、彼女もまた、容疑者がなぜこのように多くの人々を銃撃したのか、答えを知りたいと思っている。