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漁獲量の過少報告問題疑惑

環境保護団体Greenpeaseにより発表された2011年漁業調査報告により、大手 Sanford や Talley's社を含むいくつかの漁業会社が、ホキ(魚)の漁獲量を過少報告していたことが明らかとなった。ホキは、国の輸出魚の中で最も価値が高く、昨年では$230ミリオン程利益を生んでいる。

その報告書によると、マクドナルドのフィレオフィッシュバーガーに使われるホキを提供するTalley’s 社では、1シーズンでおよそ780トンの過少報告の疑いがあるとのことで、他会社においても同様多くの漁獲量の過少報告が疑われているのだ。

GreenpeaseのRussel Norman代表は、魚の漁獲量を把握することは、今後の海洋生物資源保存に重要であり、正確な漁獲量報告が必須とされ、過少報告が事実であるならば、今後ホキの漁獲量が保てられない可能性もあること、そして7年間もこのレポートが隠されていたことで、世界的に信頼を失ってしまった事は問題であると指摘。

さらにこれは単に漁業会社による報告ミスだけではなく、漁業関係各省による、漁獲可能量の決定やマネジメント管理にも問題がある可能性もあるとし、MPI含め各関係省に調査を求めている。